いただいた資料には近隣の見どころが満載

11月某日、「工場見学と映像多摩三都バスツアー」に参加してきました!

このツアーは、多摩地域フィルムコミッション連絡会が主催するイベントで、地元の皆さんへの郷土意識の再確認と地域活性化、観光客の増加を目的として催行されています。

多摩には摩天楼も海もないけれど、画になる景色、魅力的な風景がたくさん詰まっているんです。このツアーもきっと新しい発見があるはず! と期待しながら、集合場所の府中へ。他の参加者の皆さんとともに、遠足気分で観光バスに乗り込みました。


この日は、映画に携わってウン十年、NPO法人日野映像支援隊のスタッフの方がバスの中でガイドを担当してくださいました。移動中、多摩の話、映画の話、道中見えてくる建物や場所の話など、聞いたことのない「へー」な話がどんどん飛び出してくるんです。その知識と造詣の深さにはほんとに感服。

こちら、エントランスです

さて、本日最初の目的地、東芝府中工場見学です。
まず最初に工場の概要について説明を受け、それからいよいよ工場見学。電気機関車、エレベーターを作っている作業場をそれぞれ見せていただきました。

電気機関車の工場は、電車の部品や製造途中の車体などが置いてあって、鉄道ファンの息子には申し訳ないお宝現場。まるで巨大プラモデルを見ているようでした。九州でしか走らない「金太郎号」など、見たことのない車輛も! この府中工場の周囲には試験用に1キロの線路が通っていて、JRとつながっているんです。工場から車両が出る日は鉄道ファンがどこからともなく集まってくるんですって。ちょっとわかる気がしますね。

そびえ立つエレベーター研究棟

次に、エレベーター工場に行きました。
東芝府中工場のシンボルともいえる、エレベーター研究棟。堂々としたその外観は、敷地外からもよく見えます。ここでは世界最先端の技術を駆使して、エレベーターの製造&研究が行われています。研究棟は地上地下あわせて135メートルの高さがあって、さまざまなエレベーターの開発に使われているんですって。あの台北101や六本木ヒルズのエレベーターもここで作られたんです。「立てたコインが倒れないエレベーター」皆さんも聞いたことがあるのでは? 今、あのスカイツリーのエレベーターも作っているそうですよ!

電気機関車工場もエレベーター組立工場も、機械化されていながら随所に人の手が入っていることに、今さらながら驚きました。大きいものでも小さいものでも、やっぱり手づくりなんですね。こうして作る工程を見ていると、今まで移動手段でしかなかった電車やエレベーターが、ちがうものに見えてきくるから不思議です!



じっくり工場見学をした後は、調布飛行場へ。敷地内にある、プロペラカフェでのランチタイムです。お店に入ると、奥が滑走路、右側が飛行機の格納庫に面していて、まさに飛行場を間近に感じながら食事やお茶ができる場所。

窓から飛行機が!

遠くに見えるのは味の素スタジアム

大きな窓から見える滑走路があまりに近いので、今すぐ空へ飛びたくなる、そんな気持ちになります! 店内ではシミュレーションで本格的な操縦体験ができます。希望者は飛行機の格納庫も見学できるので、飛行機やヘリコプターのボディーや翼を目の前で見られるまたとないチャンス。食事もおいしいし、時間を気にせずのんびり空を眺めていたいな、と思えるお店でした。

「飛行機の中はこんなふうになってるのか〜」

模型やキーホルダーが並んでます




カスタード入りの砂かけ婆、超美味です

おなかもいっぱいになったところで、再びバス移動。
調布市から府中市に向かいます。

ここでなんと水木しげるさんが住む調布市から妖怪焼きの差し入れが! 何とも言えないその外見に一同湧きかえりました!
6妖怪6種類の味で、あんことクリームは手作りだそうですよ。サプライズなスイーツの登場で、すっかり和やかな雰囲気になったのでした。

妖怪焼きのお求めはこちら→ はあと・ふる・えりあ

延々と続くながーい塀

そして、今度はぐっと趣を変え(!?)、かの有名な三億円事件現場に向かったのです。
場所は、府中刑務所裏。刑務所というと、有刺鉄線とブロック塀のイメージだったのですが、府中刑務所は明るい白い色の塀で囲まれていて、ちょっと意外でした。でも、塀の長さは当時のまま。ここで強盗事件が起こったんですね〜。「刑務所の裏」という場所のせいか、いまだに語り継がれる三億円事件の謎のせいか、ちょっとドキドキしちゃいました。




続いて国分寺市へ。バスを降りて散策することになりました。
秋晴れのおいしい空気を吸いながら、お鷹の道に向かいました。ここは、江戸時代に国分寺市内の村々が尾張徳川家の御鷹場(鷹狩りをする場所)に指定されたことから、「お鷹の道」と呼ばれるようになったそう。遊歩道沿いに透きとおった湧水が流れていて、その音にとても癒されます。

お鷹の道。水の流れる音が響きます

真姿の池の伝説、ぜひ調べてみてくださいね

湧水をたどっていくと、真姿の池に。この真姿の池湧水群は、環境庁の「名水百選」に指定されているそうですよ。近くのおたカフェでは、CMの撮影をしていました。ロケ地の多い多摩地区、今日もあちこちでこんな風景が見られるのでしょうね。


日も傾きつつある頃、バスは一路分倍河原のサントリー武蔵野ビール工場へ。ユーミンの「中央フリーウェイ」に出てくるあの工場です。

はじめに映像で概要を聞き、それから製造過程(製麦→仕込→発酵→貯酒→ろ過→缶・樽詰)に沿って、映像や実物を交えた説明を聞いていきます。

すごく大きい! 手前から沈殿槽、煮沸釜

これは、貯酒タンク

原料の麦芽を食べたり、ホップの香りを嗅いだり、仕込中のタンクをのぞいたりと、ビールができるまでをたどり、最後はぐびっと試飲。プレミアムモルツをおいしくいただきました! ファクトリーショップでは、ビールはもちろん、ビールグラスやビールうどん、ビール漬、なっちゃんグッズなども置いてあって、最後まで楽しめました!

おいしい注ぎ方も教えてくれます

おみやげを買っちゃいました♪



朝9時からまる1日の、バスツアー。
今まで素通りしていた場所にこんなストーリーがあったのかと、あらためて多摩の奥深さを感じました。

同じ釜の飯、ではないですが、同じバスで1日移動していると、自然とまわりの人との交流もうまれます。
ご夫婦での参加もお一人での参加も、グループでの参加もありました。だけど、見学中やランチタイム、バスの中でも、「どこから来たんですか?」「ここおもしろいですね」なんて、自然な会話が交わされたりするんです。住まいも年齢もばらばらだけど、このツアーに興味があるという共通点と、目の前にある多摩の風景がそうさせてくれるのかも。

多摩エリアでは、工場見学だけでなく、ロケ地ツアーもたくさん企画されています。ぜひ、地域の広報やWEBサイトをご覧になってツアーに参加し、いつもと違った楽しい1日を過ごしてみてくださいね!